午後、畑の共同スペースに、自宅から持ってきたパンジーを移植した。その場所は道路に面しており、いろいろなゴミが捨てられていた。プラスチックの棒や軍手、ビニールの断片などが出てきた。土の中にもたくさんゴミが埋まっていた。新しい場所を掘る度にプラスチックゴミが現れる。何年経っても土に返らないプラスチックゴミが憎たらしくなった。自分も普段からプラスチックの便利さを享受しているわけだが、そのゴミが土に返らないことの意味を改めて知らされた。
その後、ブルーシートをかけていない部分の土を返す作業に移った。この場所には、土に米ぬかと腐葉土をすき込んで、透明のビニールを張っていた。ビニールの保温効果で温度が高くなっているので、そこだけ草の芽が出ていたが、ビニールの下の土はあまり喜んでいないように感じた。土をかけて重しにしていたのだが、土をどけてビニールを外すのは手間がかかった。そしてこのビニールは結局大きなゴミになった。
この作業の前に、畑に捨てられたビニールゴミに腹を立てたので、保湿のためにビニールを使うことに嫌悪感を感じた。便利な面があるとはいえ、こんなものを使うのは愚かだと思った。今後、ビニールシートを使わないことに決めた。
ビニールを外した場所の土を掘る、米ぬかが密集していたところに白い点々(ホウセン菌というと聞いた)ができていた。
土を返していると、黄色い幼虫が全部で10匹以上でてきた。スズメより大きな、少し丸みがかった鳥がこの幼虫を食べに来た。目を離したすきにすばやくクチバシでつまんで、大急ぎでどこかに飛んで行く。そしてすぐまた戻ってきて次の幼虫を連れて行く。大きい幼虫から順に持って行き、小さいのが2、3匹残された。キョロキョロ見渡しているので、キョロちゃんと名付けた。
返した土は山に盛り、ワラを上に敷いた。保温性ではブルーシートに敵わないが、見た目はいい。(M)
2012/02/19
「肥毒層」をぶっこわせ!
自然農法の本を読んでいて知った「肥毒層」の存在。化学肥料や未熟肥料をやりすぎた土地では、地表から約20~30cmくらいのところに、余分な養分が凝り固まり、固くて冷たい層できているそうだ。これが肥毒層と呼ばれている。肥毒層があることによって、土のエネルギーが遮断される。自然栽培を始める土地では、まずこの肥毒層を砕かなければならないと本で読んだ。
私たちが借りた畑は、以前何に使われていた土地なのかわからない。地下20~30cmくらいまで掘って点検してみることにした。掘ってみると、自分の足のサイズくらいの深さのところに、固くてなかなか鍬が入らないところがあった。その層を越えると、表面よりももっとふかふかの土があった。その層を境にして、上にコガネムシの幼虫がたくさんいて、その下には太くて長いミミズがいた。(その後、畑のまわりを掃除したときに、大量のビニールマルチと肥料袋などがでてきたので、おそらく、慣行栽培をしていた農地だったのだろう。)
3時間くらいかけて、区画の半分だけ、肥毒層をすっかり壊した。肥毒層を砕いても、ただ分散して存在しているだけなので、散らばった肥毒を抜く必要があると考えた。調べてみると、豆科やイネ科、麦などが肥毒を吸い取ってくれるということがわかったので、試してみたい(参考:健友館HP「なぜ無肥料で野菜ができるのか」)。(C)
私たちが借りた畑は、以前何に使われていた土地なのかわからない。地下20~30cmくらいまで掘って点検してみることにした。掘ってみると、自分の足のサイズくらいの深さのところに、固くてなかなか鍬が入らないところがあった。その層を越えると、表面よりももっとふかふかの土があった。その層を境にして、上にコガネムシの幼虫がたくさんいて、その下には太くて長いミミズがいた。(その後、畑のまわりを掃除したときに、大量のビニールマルチと肥料袋などがでてきたので、おそらく、慣行栽培をしていた農地だったのだろう。)
3時間くらいかけて、区画の半分だけ、肥毒層をすっかり壊した。肥毒層を砕いても、ただ分散して存在しているだけなので、散らばった肥毒を抜く必要があると考えた。調べてみると、豆科やイネ科、麦などが肥毒を吸い取ってくれるということがわかったので、試してみたい(参考:健友館HP「なぜ無肥料で野菜ができるのか」)。(C)
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