2012/02/19

「肥毒層」をぶっこわせ!

 自然農法の本を読んでいて知った「肥毒層」の存在。化学肥料や未熟肥料をやりすぎた土地では、地表から約20~30cmくらいのところに、余分な養分が凝り固まり、固くて冷たい層できているそうだ。これが肥毒層と呼ばれている。肥毒層があることによって、土のエネルギーが遮断される。自然栽培を始める土地では、まずこの肥毒層を砕かなければならないと本で読んだ。
 私たちが借りた畑は、以前何に使われていた土地なのかわからない。地下20~30cmくらいまで掘って点検してみることにした。掘ってみると、自分の足のサイズくらいの深さのところに、固くてなかなか鍬が入らないところがあった。その層を越えると、表面よりももっとふかふかの土があった。その層を境にして、上にコガネムシの幼虫がたくさんいて、その下には太くて長いミミズがいた。(その後、畑のまわりを掃除したときに、大量のビニールマルチと肥料袋などがでてきたので、おそらく、慣行栽培をしていた農地だったのだろう。)
 3時間くらいかけて、区画の半分だけ、肥毒層をすっかり壊した。肥毒層を砕いても、ただ分散して存在しているだけなので、散らばった肥毒を抜く必要があると考えた。調べてみると、豆科やイネ科、麦などが肥毒を吸い取ってくれるということがわかったので、試してみたい(参考:健友館HP「なぜ無肥料で野菜ができるのか」)。(C)