2012/07/01

草に負けるという現象

日陰を作っている夏草を刈って、野菜の根もとに敷いていると、枯れかけたルッコラが出てきた。葉先は茶色くなってチリチリになり、ちぎれている。ちぎれてジグソーパズルのピースの凹みのようになっている部分に、イネ科の雑草がはまっていて、ルッコラが雑草に突き破られたかのように見えた。ルッコラの根もとはまだ緑だが、根もとから離れるほどに黄色くなっている。これが草に負けるという状態のことかと思った。

しかし、よく見てみると、枯れかけていたルッコラは完全に日陰になっていた。同じ草に囲まれているルッコラで、少しでも日が当たっていたものは、15センチくらいの長さに成長している。雑草に養分を奪われたのではなく、日が当たらなかったために光合成できなかった葉が壊死していったのだと思った。また復活するような気がして、草を刈って日が当たるようにしておいた。野菜の芽は幼くて小さいうちは特に、草で日が遮られないようにしなければならないと思った。

6月の中旬は"害虫"の産卵時期ときいたことがある。この時期に肥料をまくと、虫の産卵場所になってしまうという。昨日の夕方、暗くなってくると、大きな虫がたくさんやってきて、ぶんぶん飛び回っていた。支柱などの高い場所に止まるようで、立ち上がったら背中と首の間に止まられて、飛び上がった。隣の畑の支柱に止まっているのを見ると、丸い身体で全身黒く光っていた。クワガタのような足が6本あって、一番後ろの足を上げ下げしている。クワガタよりももっと厚みのある身体をしていた。近所の区画の方が、これはカナブンですね、と教えてくれた。おしりに白い三日月型のものが見えるのがメスだそうだ。隣の畑の支柱では3組ほどが交尾を始めた。鶏糞のようなくさい臭いがしたので、もしかしたら肥料をやったのかもしれない。

カナブンという虫を間近で見たのは初めてだった。幼虫は野菜の根を食べると聞いたことがある。頭の上をぶんぶん飛び回られたり、背中に止まられたりするのは勘弁してほしいが、動きが鈍くさくてマヌケなところに愛嬌を感じた。うちの畑ではまだ夏野菜が小さいので支柱がなく、カナブンが止まるようなところはなかった。ねこじゃらしに止まっては、カナブンの身体の重みでねこじゃらしが垂れ下がり、振り落とされる。そのたびに地面でじたばたしてどうにか起き上がって飛んでいく。コリもせず、また雑草に止まって落ちてはジタバタを繰り返していた。

摘んでもすぐに芽を吹き返す春菊
雑草に囲まれているが元気だ

バッタさん
かわいい顔をしていた

待望のレモンバーム
3月に種を播いたものがやっと出た

ミニトマト

バジルとミニトマト
奥には豆とコールラビ

どうにか日を浴びようと
茎をくねらせながら伸びているミニトマト

このカメムシは今日は7匹くらい見かけた
アカブチヒゲカメムシというらしい
枯れた葉っぱに1匹いて、
残りは春菊の枯れかけた花にくっついていた

シャクトリムシみたいな動きをする白い虫
最初は豆の茎だと思った
今日は2匹見かけた

新しいお客さん
恥ずかしがり屋なのか
カメラを向けると背中を向けるので
撮るのが難しかった

コウロギ?
まだ小さかった
この子たちも増えてきた

左はクモ
クモが増えてきて
草の上をかきわけるとカサカサいった
逃げていく音のようだ
右に写っているのはカタツムリの小さいのみたいだが
よくわからない
4-5匹見かけた