今日の畑、北側の様子。
ルッコラの花が花ざかり。手前はジャガイモの花(たぶん、農林一号)。下葉に黒い斑点がついて、黄色くなっているのが心配。ほかの区画でも同じかもっとひどい状態が見られた。父に写真を見せると、確信は持てないが病気かもしれないから、葉っぱを取り除いてライターであぶっておいたほうが安心だろうと言われたが、全体的には元気そうに見え、悪くなったところは自然に落葉しているようだったので、もう少し様子を見てみることにした。
自ら通路に根を下ろした小松菜(4月16日の投稿に発芽したての頃の写真あり)は生命力がすさまじく、怪物みたいな大きさになっている。葉は小松菜というよりも、ブロッコリーかキャベツか、ケールのよう。花が咲いて鞘がふくらんでいて、種取りが楽しみだ。
じゃがいもから大根みたいな葉っぱが生えていると思いきや、根もとに巨大なラディッシュができていた。
根もとをたどってみると大きなラディッシュが。
ここには植えなかったはずだが、ほかのところに播いたときにこぼしたらしい。大きくなった葉は裏がとげとげで痛いくらいだった。きちんとまかずとも特大の成長で、この畑では定説が崩されてばかりだ。緑肥用にまいたクローバー。薄桃色の花が珍しい。見たことのない蜂が飛んできていた。しっぽが小さく、目がくりくり大きくてかわいらしかった。この蜂は最近よくうちのベランダにも訪れる。
粘土団子のその後(2)。4月末に播いた粘土団子から、芽が続々と出ている。コールラビと空芯菜、金時人参は、あちこちで見かけた。豆はほぼ全部発芽しているようだ。もう少し成長しないと、どれが何なのか全然わからない。
7-8種類はあるように見える。この後、どうなるのだろうか。
淘汰されてしまうのか、それとも共存するのか。
なんとなく、共存するような気がしているが。
真ん中に見えるV字の芽が空芯菜らしい。
奥にオカヒジキも成長している。
豆が株間2センチくらいで2本立っている。
さらにその間からコールラビや人参、菜っ葉類が。
粘土団子から出た豆。たぶん大豆の一種。
豆その2。
豆その2の根もと。フルーツトマトらしきものもある。
人参と大根もある。この距離だとどうやって育つのだろう…。
人参は普通に播くよりもずっと発芽率が良いようだった。3月に筋蒔きしたものよりも、団子のほうがいっぱい芽を出していた。こんなに芽を出すとは思わなかった。ハーブの種も何種類か入れてあったのだが、不思議なことに、この畑ではハーブがほとんど芽を出さない。
てんとう虫は今日もたくさん見かけた。黒に2つの赤い星がついたのもいた。
そのほかにも、見たことのない虫がいっぱいいた。家に帰って「野菜の自然栽培入門」で調べてみたら、ナガメという虫と、ショウリョウバッタと、ササグモの卵、アオムシサムライコマユバチというアオムシの天敵の繭がいたことがわかった。ササグモはナガメを食べる。食べたり、食べられたり、生態系が確実にできてきている。虫たちの活動が盛んになってきて、賑わいが一層増している。賑やかな畑から静かな家に帰ったら、妙に寂しい気分になった。