2012/06/17

普段は食べない部分でも

小松菜の若い種鞘を開いた様子
小さな種が部屋に分かれて並んでいた
普段は食べることのない部分も、家庭菜園でなら食べられる。試してみると新しい発見があって楽しい。近くの区画を借りている方が、アブラナ科の菜っ葉の種が入った鞘も食べてみたらおいしかったと言っていたので、さっそく食べてみることにした。

小松菜の若い種鞘(まだ緑の種)は、炒めものに入れてみたら、鞘が少し固いが噛めば噛むほど味が出るという感じでなかなかおいしかった。水菜、東京べか菜なども同様にして食べてみた。


アブラナ科の緑の種鞘は、菜っ葉を調理するのと同じ要領で食べられるようだ。炒めるよりも塩茹でにしたほうが、柔らかいかもしれない。種が大きいほうが種のぷちぷちした食感が楽しめるが鞘がかたい。種が小さければ食感はあまりないが鞘が柔らかい。


上の種鞘から取り出した緑の種
このまま食べても柔らかくて甘みがあった
大きくなった種を鞘から取り出してみると、豆にそっくりだった。生でも食べられて、噛むとぷちっと口の中で割れて甘みが感じられた。花はほろ苦いのに、種になると甘いのが不思議だった。

同じアブラナ科のルッコラ(ロケットまたはフックラとも)は、種がまだできたばかりでも鞘がかたかった。炒めてから、種だけ取り出して食べてみると、独特のごまの香りが強かった。鞘もよく噛めば食べられて、噛むほどに味わいがあった。生で食べられるかはまだ試していない。

ルッコラの花も食べてみたら、ものすごくおいしかった。ルッコラの茎、葉、花、種の中では、たぶん花が一番香りが高くておいしいと思った。かき揚げにすることが多いようだが、生でも食べられ、サラダなどの飾りにもぴったりだ。